第10章 マスコミ騒動
〜薙景 side〜
翌朝、いつも通り風利と一緒に登校する。
「あ、雄英の生徒来たぞ!」
昨日は失敗したけど、今日は轟君に何て声かけよっかな…
「ちょっと話聞かせて貰っても良いですか?」
いきなり、周囲を人に囲まれた。
「オールマイトの授業は、どんな感じです?」
風利
「マスコミ…」
面倒クサっ!
私は、風利の腕を引きながら、人混みを進み出した。
「少しで良いんで!授業の様子とか聞かせて下さい!」
誰とも目を合わせないようにしながら、摺り足気味に歩みを進める。
小さい頃からやって来た方法だ。
私と風利は、マスコミの囲いを突破し、校門を潜る事が出来た。
マスコミに文句言おうとしたら、風利に全力で止められた。←