第8章 妹の戦い方
5階──『核』のあるフロアに辿り着いた。
BOOM
風利
「障子君!」
障子
「!八剣…」
私は、障子君の前、爆豪に向き合う形で降り立った。
爆豪
「来やがったか」
障子君の触手の膜が、何ヶ所か黒くなってる。
爆豪の爆破を受けたんだ…
風利
「ごめん、遅くなって」
障子
「いいや、予想より早い」
私は、爆豪に向かって構えをとった。
風利
「爆豪、飯田君は捕らえたから」
一応伝えておく。
爆豪
「モブがどうなったかなんてどーでも良いんだよ」
風利
「仲間は常に気遣うものでしょ」