第8章 妹の戦い方
私は再び、飯田君に突風をぶつけた。
今度は、瞬時に飯田君が加速したから、避けられたけど…抜けられた訳じゃない。
爆豪
「てめェ…なんのつもりだ‼︎」
爆豪は、私が一対一で挑んで来ると思ってたんだろうけど…私は徹底的に飯田君にだけ集中する。
風利
「飯田君さえ足止め出来れば、訓練はこっちの勝ちだから」
2人の表情が変わった。
飯田
(そういう事か…ならば!)
飯田君が、今まで進んでたのとは反対方向に駆け出した。
私は、それを追いかける。
飯田
「爆豪君!先に行ってくれ‼︎」
爆豪
「ああ⁉︎」
お互いに足止めするつもりみたい。
飯田
「僕達のどちらかが『核』に触れれば、僕達の勝ちだ。八剣君は、僕を見過ごす事はしないだろう…爆豪君、君が先に行くんだ!」
爆豪
「!〜〜っクソがぁぁ」
爆豪は、盛大な舌打ちをすると、1人で先に向かって行った。