• テキストサイズ

瓜ふたつの人が同じ人に恋をした

第13章 不安


最近、土方さんがミツバと中がいい。
近藤さんは昔からの中だから仲がいいんだと言っていた。
沖田くんによると土方さんの初恋の相手らしい。

土方「おい」
『土か…副長。』
土方「これ頼む。あとこれもできるか?これは明日まで、これは、なるべく明々後日までに頼む」
『わかりました』

最近話すのは仕事の話ばかり。

『はぁー。』
日輪「おや。ためいきばかりしてると幸せ逃げるよ」
『いいんだよ!もう幸せなんて生まれた時からどっか飛んでいったわ!』
日輪「ハイハイ。あら?もう帰るの?」
『ううん。手前の店寄ってく。飲んでから帰る。』
日輪「程々にねー」

そう言われひのやを出る。
お酒は強いほうだ。

飲んで回ってなんと10時。そろそろ帰らないと明日が大変。

帰っても土方さんはお帰りの一言も言ってくれないんだけどなー。

『吉田。ただ今戻りました〜』

やっぱりね。
私はふらつく足で自室へ向かう。

コツッ

やべっ!転ぶっ!

トスっ

土方「あぶねぇな。足元気をつけろよ。」
『ひ、土方さん』
土方「吉田。飲んでくるのはいいが、量を考えろよ。じゃなあ」
『お、おやすみなさい』

やはりこれだけか。【吉田】って呼ぶってことは仕事か…
プライベートの心配じゃないんだね。

私はまた自室へと足を運ぶ。

私はそのまま布団に入り、寝てしまった。

次の日

今日は非番。ながしのまま縁側へ出る。日の光がとても温かい。

土方「ミツバ!」
ミツバ「十四郎さん。おはようございます。」
土方「今日、暇か?」
ミツバ「ええ。」
土方「じゃあどっか行くか?」
ミツバ「ええ。喜んで♪」

ひっどいおとこねー。彼女を差し置いて他の女とランデブーかよ

沖田「ひどいやつでさぁ。自分の女を差し置いて人の姉貴とランデブーですかぃ?」
『うおっ。沖田くん。おはよ。』

後ろにいたのは沖田くん。

沖田「いいんですかぃ?」
『いいんだよ。あの人の好きなようにさせておけば。私はでかけてくる。そうだなぁ。3時頃帰ってくる。』
沖田「わかりやした。」

私は腰に刀を二本差し、屯所を出る。

ガラッ

お登勢「まだ準備中だよ。おや。ヨツバじゃないかい」
『おはようございます。お登勢さん。』

私はカウンターに腰掛ける
/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp