第12章 挑戦状(お通挑戦状篇)
アナウンサー1「今!真選組で有名なこと知ってますか?」
アナウンサー2「ああ!あの有名な女隊士さん!」
アナウンサー3「美人で、それでもとても強い!何でもあの将軍様の妹様の護衛もしたことがあるとか!」
アナウンサー1「すごいですよねぇ!女性なのに真選組に入って幕府を守る!とってもかっこいいですねぇー!」
いまテレビを見てます。私のことです。はぁー。この間の事件からずっとこうだ。めんどくせぇ。
ドタドタドタドタ!
スパーン!
土方「すぐに用意しろ!浪士のアジトへ突入だ!」
『へーい』
そう言われしぶしぶ準備。
あっという間にアジトへ到着
土方「真選組だ!御用改である!神妙にお縄につけ!」
ハイ合戦。
私は次から次へと斬る。
終わって外に出てみると、テレビカメラが殺到。たくさんのアナウンサーが集まってきた。
『おわっ!』
アナウンサー「あなたが真選組の女隊士さんですね!?」
アナウンサー「今回はどういう事件だったんですか!?」
などなど。ほんっとにうっせぇ。
『ごめんなさい。事件については局長、副長同行の上、お話する義となっております。私から言えることは何もありません。』
アナウンサー「せ、せめてお名前だけでも!」
『私は、特別隊隊長。吉田ヨツバ。疲れたので帰らせていただきますね』
私はそう言うと、パトカーに乗り近藤さんなんかと一緒に屯所へ帰った
土方「おい。いいのか?名前なんて教えて。」
『どうせ今じゃなくてもいうことになってたと思うし。いいんじゃね?』
近藤「はっはっは!今度からヨツバも有名人だな!」
『近藤さん。…』
苦笑いを作りながら私達は笑っていた。