第10章 幼馴染再開。
『おはようございます!近藤さん!』
近藤「おお!ヨツバ!おはよう!身体の方は大丈夫か?」
『ええ!もうすっかり!』
近藤「そうかそうか!はっはっはっ!」
おはようございます。ヨツバです。退院して今屯所にいます。晴れて土方さんと恋人同士になれたのはいいものの、やっていることが普段と変わらず、ほんとに付き合っているのが不安です。
今日は非番。特にすることもなく、屯所をプラプラしています。
『はぁー。』
山崎「ヨツバちゃん。おはよう。」
沖田「おはようございまさぁ。」
『退くん。沖田くん。おはよう。』
山崎「朝からため息なんてヨツバちゃんらしくないよ?どうかしたの?」
『ううん!何でもない!』
沖田「調子が悪かったらいつでも言ってくだせぇ。迷惑だなんて思ってやせんから。」
『うん!ありがと!』
そう言い、私はまたあるきだす。っていうか何しよう。
篠原「ヨツバさーん!」
『篠原さん。どうしたんですか?』
篠原「お客さんですよ!ヨツバさんの!」
銀時「よっ!」
『銀時!』
なんとっ!
『どうしたの?っていうか仕事は?』
銀時「あー。今日の依頼はねぇんだ。」
『じゃあ銀時も真選組に来る?今なら特別隊にいれてあげるわよ?』
銀時「やだねー!っていうか、攘夷志士が二人もいたら大変だろーよ」
『フフッ。それもそうね。』
篠原「あのー。」
『どうしたの?』
篠原「万事屋の旦那が元攘夷志士白夜叉だってことは聞いてるんですけどあと一人ここにもいるんですか?はっ!まさか!攘夷志士が潜入捜査に!」
あ。こいつ知らないんだっけ。
銀時「ヨツバちゃーん?こいつに言ってないのぉー?」
『うん。忘れてた。あのね篠原さん。攘夷志士っていうのは私なの。まぁ銀時と同じ元攘夷志士だけどね。』
篠原「ええー!?」
『紅鬼桜って知らない?』
篠原「えっ?紅桜を使い、鬼のように強く、天人を斬る姿はとても美しく、紅い月に照らされた桜のようだったっていうあの伝説の攘夷志士ですか?まさかあなたがそんな人だったとは」
『フフッ。近藤さんも土方さんも勿論、沖田くん、原田さん、あと退くんも知ってるよ』
私は立ちながら昔の私達について話し込んでいた。