第6章 えこひいき?
終わった。7時。寝れない。副長室へ行かなければ。
私は資料を持ち廊下を歩く。
沖田「ヨツバァ。おはよつございまさぁ」
山崎「おはよう。ヨツバちゃん。」
バタンっ!!
沖田・山崎「!?」
沖田「おい!ヨツバ!ヨツバ!」
山崎「ヨツバちゃん!ヨツバちゃん!」
あー。二人の声が聞こえるー。
私はそこで意識を失った。
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『…っ。ここは?』
山崎「眼が覚めたみたいだね」
近藤「ここは病院だよ」
沖田「朝俺達の前でぶっ倒れたんでさぁ。医者は過労って言ってやしたが他にも理由があるみたいなんでねぃ。俺達にも話してくだせぇ」
私は三人に病気のことを話した。
近藤「じゃあ命に別状はないんだね?」
『はい。ご迷惑おかけしました』
近藤「いいんだよ!それよりもっと頼ってほしいと思ってる」
沖田「じゃあ俺たちはそろそろ行きまさぁ。一週間有給とってあるんでゆっくりしてくだせぇ」
『あ、あの』
近藤「どうした?」
『土方さ…副長には…』
山崎「言ってないよ。帰っても言わない。」
『そう。ありがとう。銀時には言っといてくれないかな?アイツ知らないと怒るから』
近藤「わかった」
三人は私の病室から出て行った。
次の日、銀時が血相変えて私の病室に飛び込んできた。なぜ言わなかったのかとか大丈夫なのかとか。土方のヤローを殺すとか。ほんと。私の兄みたいなんだよね。
銀時「じゃあ、俺ぁもう帰るわ。明日、新八と神楽とくる。そっちのほうがお前も嬉しいだろ?」
『うん。ありがとう。じゃあ気をつけてね』
銀時「おう。」
銀時はプラプラと手を振り出て行った。
?「ヨツバの部屋はここか」
なんか懐かしの声が
?「元気にしておったか。ヨツバ」
『か、桂兄さん!』
桂「あっはっは!覚えておったか!銀時から聞いた。大変だったな。お前も真選組を辞めて攘夷志士に来ないか?そうすればお前も少しは楽な生活を…ブフォっ」
『桂ァ。幕府の犬になんてことを言っとんじゃぁぁ
!』
私は顔面を殴った。こいつ馬鹿でしょー。はぁ。変わっとらん。
ガラガラガラ
『誰?』
近藤「あっ」
沖田「あっ」
山崎「あっ」
桂「あっ」
『あっ』
やっべ。
どうしよう