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瓜ふたつの人が同じ人に恋をした

第29章 結婚式【最終章】


とうとう私達、いや、あの人だけが幸せを感じられる結婚式が始まる。

本当に迎えに来てね。


私は教会の真ん中を歩いている。目の前には水嶋。私の横には私のお父様となる人。

私はいやいやながらもあの人へ近づく。

父「息子の奴隷になんてさせて済まないな。俺が悪い((ボソッ」

そう言ったお父上は微笑を浮かべた。

そして、新郎の前。

とうとう。始まった。


牧師「アナタハ、シンプアイスルコトヲチカイマスカ?」
水嶋「はい。誓います」
牧師「アナタハ、シンロウヲアイスルコトヲチカイマスカ?」
『はい。誓いま…』

ドゴォーん

水嶋「何!?」

教会の扉をぶち破り、入ってきた男は…

土方「真選組だ。御用改である。神妙にお縄につけ。水嶋隆史。」
『と、十四郎。』
山崎「ねっ!言ったでしょ!必ず向かえに行くよって!」
近藤「さあ!お縄につけ!」

みんな…

銀時「ヨツバー!婚約指輪まだつけてねぇよなぁ!」
新八「ヨツバさーん!無事ですかぁ!?」
神楽「チューされてないアルカー!?」

銀時…新八くん…神楽ちゃん…

コツコツと足音を立てながら私の前へ来た。

『と、十四郎。わ、わたし…』

するとすっと片膝を床につけ、私の前にひとつの小さなケースを出した。
そしてそれをパカッと開いた。

そこに入っていたのはダイヤの指輪だった

土方「俺はお前にこれからも辛い思いをさせるかもしれねぇ。いつ死ぬかもわからねぇ。でも、お前が好きだ。あんな顔してまであいつのところに行こうとするなら。お前が犠牲になるんだったらその分、俺達が撃退してやらァ。
どんなことになっても、俺はお前と生きてぇ。
だから俺と…















結婚してください」
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