第2章 中学3年 最後のコンクール
~美樹side~
「大変長らくお待たせ致しました。
これより第43回吹奏楽コンクール佐賀県予選の結果を発表致します。」
「結果は金賞、銀賞、銅賞の3つになります。それと、えー、金賞につきましては銀賞と聞き分けが難しいので、ゴールド金賞と呼ばせて頂きます。」
始まった…!私達はプログラム25番…
金賞に選ばれるのは50校中15校。そして、九州大会に選ばれるのは金賞受賞校のうちたった2校…
去年の結果に満足出来なくて、皆で頑張った!
神様お願い、裏切らないで!皆の努力を裏切らないで!
美樹が手を組んで祈っていると将真と朱莉が手を握ってきた。顔を上げると2人の確信を持った表情で笑ってる…
そうだ、私達は頑張ったんだ、胸張って堂々と構えておけばいいんだ!!
私達の学校、蒼蔵中学校はホールの前の方に座っている…60名近くの部員全員で手を握りあって待つ…
各校の部長や代表がステージ上で準備されている椅子に座っている。私達の部長である木下も前を見つめ、唇を噛んでいた。
「プログラム1番、貝田中学校…銀賞」
パチパチパチパチ…拍手が起こる。
「プログラム2番、七浜中学校…ゴールド金賞!!」
「「キャー!!ありがとうございました!」」
七浜中学校全員がお礼をい言って、頭を下げる。
流石七浜!音程がきっちりしとったもんね…
それに、金管のファンファーレ、あれはがばいすげかった…
←やべ、田舎のおじいちゃんみたいになったよ…
それから順番がどんどん進んでいき…
「プログラム23番…」
やばい、緊張してきたんやけど…今の所金賞残り12校…
お願い!!
「プログラム25番…」
ギュッ
朱莉と将真の手に力が入る…