Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第3章 僕達のみっちょん♡
「翔くん翔くん、コレ見て? 素敵でしょ?」
僕はワンピースを広げて、肩に当てて見せた。
「えっ、まさかそれがプレゼント…なわけ?」
「ふふ、その“まさか”だよ。どう、似合う?」
僕に似合わないわけないけど、一応聞いてみる。
「う、うん、似合う…と思うよ」
「でっしょ〜? でもね、残念なことが一つあってね? 僕、出来れば“青”が良かったんだよね…」
赤も勿論嫌いじゃないけど…
「でね、僕考えたんだけど…。翔くん赤色好きでしょ?」
「まぁ…そうだけど…って、お前まさか! お、俺は無理だぞ! 絶対無理!」
ふふ、流石翔くん、察しがいいのね♪
「えぇ〜、でもさ、翔くんプレゼントくれなかったし? 鍵も忘れちゃうし? ダメ?」
ふふふ、“だめ”なんて言わせないんだからね?
「わ、分かった…。着りゃいいんだろ、着りゃ…」
やったね♪
それでこそ僕の“こびと”だ。
「但し、着るだけだからな?」
「うん、わかってるよ」
って、そんなわけないじゃん(笑)
「あ、下着もちゃんと着けてね?」
僕は赤いワンピースとスケスケランジェリーを翔くんに手渡すと、
「あっちで待ってるからね」
と、言って寝室へと入った。
ふふ、楽しみだなぁ、翔くんからのプレゼント♪
えっ、何が、って?
決まってるでしょ?
今日は僕の誕生日だよ?
だから今夜はね、僕が翔くんを…ムフフ…
いっぱい啼かしちゃうんだからね♪
楽しみにしててね、翔くん♥
おわり♥