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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第35章 僕達の青いチューリップ


そうして着いたのは…

「え、ここって…」

「言っただろ、結婚しようって」

「う、うん…」

「結婚するには、婚姻届が必要だろ?」

そう…だね…
確かに言ってたし、僕も“したい”って答えたよ?

でも昨日の今日って(笑)

ま、翔くんのお嫁さんになるのは、僕の小さい頃からの夢でもあったし、それが一日でも早く叶うなら…


マンションに帰った僕達は、役所で貰った婚姻届の用紙をテーブルに広げ、お互いサインをして、判子を押した。

勿論、本当に出せるわけじゃないから、“書く”だけなんだけど、これで翔くんのお嫁さんになったんだと思うと、胸がジーンと熱くなって、気付いたら僕は翔くんの胸で泣いていた。

だって夢が叶ったんだもん、凄く嬉しかったんだ。

僕達は、婚姻届を額に入れ、壁に飾った。
青と赤のチューリップも添えて…

「あ、ねぇ、ってことはさ、今日が結婚記念日で良いってこと?」

「まあ…、そうなるかな…」

「じゃあさ、来年からは二日続けてお祝いしなきゃだね♪」

「あ、そっか…、そうだよな? つか、入籍記念のお祝いも必要だよな?」

「え…? 」

「ほら、ベッド行くぞ」

ええーーーーっ、うっそーーーーん!?

一日くらい間空ければ良かった…って、後悔したって遅いよね(笑)

でも、ま、これが僕達だし、流石にエッチは無理だろうけど、おじいちゃんになっても僕達はきっとこのままの僕達なんだろうな…

多分、僕達のこの日常が変わることはないし、僕達の“アイス”も、永遠に溶けることはないないだろうから…

ね、そうだよね、翔くん♡‬



『 僕達の青いチューリップ』ー完ー
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