Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第35章 僕達の青いチューリップ
ケツ筋パワー全開で締め付ける僕に、翔くんが苦悶の表情を浮かべながら、それでもしっかりと腰を打ち付けてくる。
なんかさ、わざとじゃないよ(←本当か?)、気持ちイイからキュキュッてなっちゃうわけなんだけどさ、でも翔くんに苦しくそうな顔させてんの、申しわけなく思えちゃって…
キュキュッてなるのは自然現象だから、わざとじゃないから(←しつこい!)仕方のない事なんだけどね?
でもさ、どうしたら翔くんが苦しくないように出来るのか、今の僕には全然分かんなくて…
そしたら、翔くんが僕の耳に口を寄せて、
「智…、…………………しよ…」
って、息を荒くしながら囁いたんだけと…
翔くんの息が荒過ぎるのと、僕の意識が朦朧としかけてるのもあって、翔くんが何を言ってんのか聞き取れなくて…
ううん、違うな…
本当は聞こえてたんだよ?
なのに、
「ね…、今…、何て言った…の…?」
聞き返してしまうのは、信じられなかったから…
だって、もし僕の聞き違いじゃなかったら、こんなに嬉しいことはないし、幸せ過ぎて僕…このまま腹上死(←いや、それ違くね?)してもいいかも…
だから、
「ね…、も…一回言っ…て…?」
意地悪しないで、お願い…