第34章 俺達のちょっと大胆な夜

それから、俺のクリームコロッケ修行の日々が始まった。

って言っても、順番の家のキッチンを使うわけにもいかないから、智のバイトがない日に翔ちゃんのマンションに行くか、それも出来ない日は、パパが仕事に出かけた後で実家に行くか…

うん…、とにかく毎日のようにカニクリームコロッケを作った。

おかげで、一人でも何とか味も形もそれなりの物が作れるようになった。

ま、そのせいで翔ちゃんからは散々文句言われたけどね？

一日おきのカニクリームコロッケには飽きた、ってね(笑)

それともう一つ…

頼んでおいた“例のアレ”も、無事届いたってパパから連絡も！

これで全ての準備が整った。

あと俺がしなきゃいけないことと言ったら…

(智曰く…)お肌のケアと、お道具がちゃんと揃ってるかのチェックは必須らしいけど…

お道具って何だよ、お道具って(;^_^A

あ、ムダ毛の処理もしとかなきゃなのか？

だって潤を喜ばせるために、智のアドバイスを受けながら俺が選んだ衣装(？)さ、可愛い系ではあるんだけど、想像以上に露出が激しいって言うかさ、大胆って言うかさ…

とにかくムダ毛は無いにこしたことはない。

やっぱさ、こんな俺デも、潤に少しでも喜んで貰いたいからさ(//ω//)♡