Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第32章 僕達のバブリーナイト
ザクザクッと、翔くんが手にしたハサミをサラシに入れていく。
その度に腰に感じる振動がさ…、もう堪んないのなんのって…(笑)
おかげで僕ってば、浜辺に打ち上げられたお魚さんのように、パラパラと床に散らばるサラシの上で、腰をビクビクと跳ね上げさせた。
「よし、これで…」
最後のハサミが入り、久しぶりに感じた開放感…
ホッとしちゃんたんだろうね、僕の息子くん…
最後のサラシがハラりと落ちた瞬間、
「あんっ…」
っていう間もなく、トピュンとね…撒き散らしてしまい、その一滴が翔くんのほっぺたにペチョンと…
「あっ…」
「えっ…?」
「ご、ごめ…、僕…我慢出来なくて…」
ほっぺたに着いた僕の一滴を指で拭い、翔くんが目を丸くする。
でもそれはすぐに細められ…
「ふーん、あっ、そう…。さとちゃんは悪い子でちゅね〜。そんな悪い子は…」
へっ…?
あれ…、翔くんまだ変態さんスイッチオフになってなかった…んだ?
「こうしてやるー!」
「えっ、ええっ…!?」
抵抗する間もなく僕の身体はひっくり返され、腰の部分だけが高く持ち上げられた。
この格好って…、もしかしてもしかしなくても、丸見えじゃん!
しかもだよ?
その丸見えになった部分に、正体はなんの躊躇いもなく顔を埋めると、そこに尖らせた舌先を突き入れてきた。