Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第31章 俺達のDIYライフ
二人して荒い呼吸をしながら、無駄に広いベッドで大の字になる。
勿論だけど、手は繋いだままだ。
「あ、お風呂…」
思い出したように言った俺を、潤が今にも閉じてしまいそうな目で見る。
そりゃそうだよね…、朝早くから仕事してんだもん、眠いよね…?
なのに俺のお強請り聞いてくれたんだよね…?
「俺、シャワーだけしてくるから、潤は先に寝てて?」
潤はあさでも良いとして、俺はそういうわけにはいかないからさ…
なんたって、あの辛さは言葉では言い表せないくらい、大変だからさ…
俺は潤のほっぺにキスをして、固く繋いでいた手を解いた。
でもさ、直後ってのは、中々思いますが、思うように身体が動かなくて…
「あ、あれ…?」
ベッドから降りて床に足を着いた瞬間、俺は潰れたカエルみたく、床の上にベチャッと倒れた。
「…ったく、なんでお強請りしないかなぁ…。ほら、言ってみ? “抱っこして”って…」
「で、でも潤眠そうだし…」
「ばぁーか、お前何言ってんの?」
「な、何って…、俺はただ潤のことを思って…」
それを言うに事欠いて“バカ”って…
ちょっと酷くない?
しかも勝手に逆ギレしてるし…