Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第31章 俺達のDIYライフ
ってことで、俺は潤の部屋の一角に、俺だけのプライベート空間を作ることにした。
勿論潤の了承は得ている。
だいぶゴネたけとね?
“そんなモン必要ない”ってさ…
でもさ、
「最近潤、寝不足気味なんじゃないか?」
なんてパパに言われちゃったらさ、やっぱ責任感じるし、俺のせいかも…って思っちゃうわけよ…
だからさ、我儘かな…とも思ったけど、そこは“大事な旦那のため”ってことで、潤には嫌々ではあったけど、呑んで貰うことにした。
潤の部屋は、所謂1LDKってやつで、当然だけど部屋と部屋を区切る壁のようなモンは一切ない。
あるのは、俺の実家のアパートよりもある、十分な広さだけ。
そして俺に与えられたのは、元々はクローゼットだった物を、ドアを取っ払って出来た、畳二畳分程のスペース。
決して広くはないが、奥行はそこそこあるし、俺にとっては十分過ぎる広さだ。
俺はそこにロフトタイプのベッドを置くことにした。
それなら狭いスペースも有効利用出来そうだと思ったから…。
ベッドの下、空いたスペースには、仕事を持ち帰っても大丈夫なようにPCと、ゲーム用のモニターを設置すればいい。
てもさ、いざ注文していた物を目の前にすると、何ををどうしていいのやら…
俺は説明書を前に首を捻った。