Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第30章 僕達の貯金箱
それでも締め付けを緩めようとしない智の細い腰を掴み、身体を少しだけ浮かしてやる。
「しょ…くん…?」
揺れる瞳は、期待に満ちている。
「一緒に気持ちよくなろうな?」
「うん…」
頷いた智にキスをして、俺は智の身体をストンと俺の上に落とした。
「あっ…、あぁぁっ…!」
深くなった繋がりに、智が身震いをする。
後ろに倒れそうになる身体を支えながら、俺は智を突き上げ続けた。
そして…
「イクッ…、も…だめ…、イッちゃう…」
柔らかな髪を振り乱し、智がブルンと頭を振る。
俺は、俺と智の腹の間で揺れる智のナニを握り込むと、上下に擦り上げた。
「あっ、あ、あ、あ、あ、あんっ!」
俺の手の中で智のナニがビクンと脈打ち、俺の手に熱いモノを感じた。
そして俺も…
「イクッ…」
智の締め付けに堪えきれず、智の中に熱を吐き出した。
「ねぇ…、ゴム…、忘れたね…?」
湯船に二人で浸かりながら、智が思い出したように言う。
「そう言えば…そうだっけ…」
ってのは言い訳で、本当は途中で思い出したんだけどな(笑)
「ってことはさ、僕のお腹に翔くんの精子くんが“こんにちは〜”した、ってことだよね?」
確かに…って、まさか智くん?
「ふふ、僕妊娠しちゃうかもよ?」
やっぱりか〜(笑)
でもまあ、智の夢に付き合うって決めたんだし…、ここは俺ものっとくかな(笑)
「だったらいいな?」
「うん♡」
❤おわり💙