Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第24章 僕達のカレンダー③
智の腰が浮き上がり、
「あぁぁっ…、イクッ…」
嬌声と共に俺の手の中に熱いモノを感じた。
俺は智の吐き出したモノで濡れた手をまじまじと見つめながら、智をイカセられたことへの満足感と達成感を感じた…と、同時に”やっちまった感”みたいな感情が込み上げて来て…
ふと、俺の下で呼吸を荒くした智を見下ろすと、やっぱり…っつーかなんつーか…
つい数秒前まで快感に喘いでいた顔が一転、泣き顔になっていて…
「さと…し…?」
頬を濡らす涙を拭おうと伸ばした手は、物凄い勢いで払い除けられた。
つか、痛ぇし…(笑)
「バカ…、翔くんのバカバカバカーッ!」
両手を拳に握って、俺の胸をポカポカと叩く智。
だから、痛ぇし…(笑)
でもそうなることは、智が俺の手の中でイッた瞬間から予想はしてた。
だって智だから…
そしたら予想通りだよ(笑)
「翔くんのお誕生日なんだよ? 僕ばっか気持ち良くなったってダメじゃん…」
いやいや、十分気持ち良かったですけど…つか、こうしてる今もかなり気持ちイイですけど?
智の中、超畝ってるからさ(笑)
「翔くんが気持ち良くなかったら、僕が”プジェレント”になった意味なくなっちゃうじゃん…」
おいおい、噛んじゃったよ(笑)
しかも号泣だし…