Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第24章 僕達のカレンダー③
壁に両手を押し付けたまま、片手で智のセーターを捲り上げ、ツンと尖った胸の先をチュッと吸うと、
「あんっ…」
智の口から可愛い声が零れた。
俺はその声がもっと聞きたくて、二つある胸の先を交互に、わざと音を立てながら吸った。
その度に智は身体を跳ねさせた。
でも流石にそこばかり攻められるのに焦れたのか、
「そこばっかじゃ…いや…」
ちょっと拗ねた口調で訴えてくる。
「もっといっぱい触って…?」
なんてお強請りまで…
んな上気して真っ赤な顔で言われたらさ、応えてやりたい…、って思うけど、でもただじゃ面白くない。
俺は智の両手を解放すると、その指先をペロリと舐めた。
「どこを触って欲しいか言って?」
「えっ…?」
「ちゃんと言ってくれないとさ、俺分かんないじゃん?」
いや、分かってるけどね?
どこを触ったら智が感じるのか、智がどこを触って欲しいのか…、全部分かってるけどね?
分かってんのに、あえて智に言わせようとするってさ…、俺も相当意地が悪い。
「どこ? 智は“どこ”を“どう”して欲しいの? 言って?」
羞恥心を煽るような俺の言葉に、智の目の水分がみるみる増していく。
くくく…、それだよ、それ。
その顔が見たかったんだよね♪