Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第21章 僕達の成人式
「くぅ〜っ…!」
と翔くんが呻きを上げて、僕の中に熱湯よりも熱いモノを注ぎ込む。
そして僕も…翔くんのを最後の一滴まで搾り取り、お腹が満たされた瞬間、僕の息子くんを握っていた翔くんの手の中に熱いモノを吐き出していた…みたい?
だって僕、イク直前に崩れかけたダンボールの角に頭ぶつけて、その後の記憶がないんだもん。
だから、気が付いた時に、超心配そうに僕を見下ろす翔くんの顔見て、吹き出しちゃった。
翔くんたらさ、イケメンが台無しになるくらい酷い顔してんだもん(笑)
「頭ぶつけたせいで、余計におかしくなったのかと思った」
って、意識の戻った僕を見て、翔くんはすぐにホッとした顔をしたけどさ、一言余分じやない?
“余計に”って…何?
僕、普段からそんなおかしい?
苦情の一つでも言ってやろうかと思ったんだけど、そんな間もなく僕はお尻剥き出し状態で翔くんに抱き上げられ、溜めてあった湯船の中にドボンと落とされた。
ってゆーかぁ、翔くんちょっと乱暴過ぎない?
「も、もぉ…、もっと優しくしてくれたって良くない?」
勝手にエッチしといて、この扱い酷すぎるもん。
だけどさ…
「来いよ、溺れないように抱っこしといてやるから」
なんて言われちゃったらさ…
文句なんて言えなくなっちゃうんだよね(笑)