Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第18章 大人な俺達の危険な夜
恐る恐る手の中のスマホに目を向ける。
するとそこには、ハッキリクッキリとした字で「ライブ配信中」の文字があって…
俺はそれを見た瞬間、画面の中にいる俺と、松岡さんの上にいる俺を交互に見た。
「えっ…、えええええっ…!?」
もしかして、今までの全部…見られてた、ってこと…?
「うっそでしょ…?」
「いや、どうも本当らしい…」
「え、え、ってことは…まさか…和…も?」
青ざめる俺に、松岡さんが無言で頷いてみせる。
マジ…でか…
前に声を聞かれた時でさえ、超気まずかったのに、こんな姿を見られるなんて…
( ゚д゚)ハッ!
俺ってば、いつまで松岡さんの上に!
俺は慌てて松岡さんの上から飛び退くと、あちこちに散らばった服を一つ一つ拾っては身に着けて行った。
本音を言えばさ、物足りなかったよ?
だってあとちょっとで…ってとこだったからね?
でもさ、流石に見られてたって分かったらさ…もう続きをする気にはなれないよね(;^_^A
松岡さんは若干不満顔だけど…
でも仕方ない。
「も、もお…、昌宏さんも早く服着て!」
「はあ…、わぁったよ…」
松岡さんは渋々下着とスラックスを引き上げると、シャツのボタンを、上の二つを残して留めた。