Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第16章 僕達のバースデーソング②
潤side
他ごとばっか考えてるのは分かってたけど、まさか噛まれるとは…
これって、当分お預けってことか?
それ超絶困るんだけど…
ってか、ここんとこ和の頭ん中は、翔さんと智のことばっかで、俺のことなんてそっちのけなんだよな…
分からなくもないけどね?
和にとって智も翔さんも特別な存在した町だし…、勿論俺にとってもだけど。
まあでも、誕生日過ぎたら少しは落ち着くかな…。
それまでに俺のJr、治ってるといいんだけど(泣)
「あ、それよか、翔さんあっちの練習はしてんのか?」
「アッチって? どっちのこと?」
「だから、あっちはあっちだろ? こっちはパパさんが付いてるから安心だけど、こっちはそうもいかないだろ?」
何せ、もう15年は触ってないって言ってたし…
「ああ、それの練習のこと? それなら大丈夫なんじゃない? パパんとこ寄った後、実家に寄って練習してるって言ってたし…。一応明日合わせてみるけどね」
「だな。じゃあ、俺も明日は店臨時休業にして、そっちに顔出すかな」
なんたって、誕生日はもう明後日だし…
そろそろ本腰入れないとな…