Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第16章 僕達のバースデーソング②
潤side
普段やり慣れないことをしてるから、和がいつも以上に疲れてるのは分かってる(つもり)。
でもそれは俺だって同じで…
これでも、当日不備がないように、完璧なプランを立てるのに必死なわけよ。
やっぱさ、翔さんの恋人(本人は嫁だと言い張ってるが…)とはいえ、子供の頃からの友達で…
しかも20年ともなると、友達なんて簡単な言葉じゃ足りなくて、最早家族みたいなもんだからさ。
そりゃ自然と力も入るってもんで…
疲れはピークに達しようとしてる。
ただ…さ、そうなると湧いてくるのが、性欲ってやつだ。
疲れてる時こそ、シたくなっちゃうんだよなぁ…、困ったことに(笑)
そりゃさ、“口で…”も魅力的だけどさ、やっぱ直に感じたいじゃん?
和の体温をさ(笑)
「っつーことで、今夜は寝かせないから…」
「えっ…、ちょっ…、たって明日も仕事…」
「嘘だって(笑) ちゃんと和に負担かけないようにするから。な?」
「う、うん…」
和の白い首筋にチュッとキスしてやれば、途端に真っ赤に染まる顔。
超絶可愛いじゃん♡
「あ、あんっ…じゅ…、も、ムリッ…」
抜かずの2回戦に突入しようとした俺に、和が音を上げる。
でも止まんねぇ(笑)