Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第15章 僕達のバースデーソング①
「智、今年の誕生日は期待してろよ?」
翔くんが、バチンとばかりにウインクをして、僕のほっぺにチュッとキスをする。
当然、僕の意識は見事そっちにスイッチを切り替えた。
(あ、実は今エッチの最中なの♡)
「えっ、なになに、なんでなんで?」
僕はガバッと起き上がると、今にも僕の中にinしようと構えていた翔くんの前にちょこんと座った。
「内緒。つか、集中しろって…」
「えーっ、だって気になるんだもん。ね、ちょっとだけでいいから教えて?」
(しつこいようだけど、今エッチの最中です♡)
「だーめ、教えない」
「えー、ずるーい…。教えてくれないなら、エッチ禁止にするよ?」
それでもいいの?
僕は元気に天井を見上げる中心を両手で隠した。
でも翔くんは、僕の両足を掴むと、ヒョイとばかりに僕をベッドにひっくり返して、ローションで濡れたお尻に、シャキーンと硬くなった翔くんの中心をグイッと押し込んだ。
「あんっ…」
(しまった! 隠す場所間違えた!)
一気にお腹を満たされる感覚に、僕は思わず首を仰け反らせた。
「くくく、エッチ禁止なんて言ってる割に、中トロットロじゃん(笑)」
そりゃそうでしょ?
散々指でグチュグチュされて、ペロペロまでされてさ…
こうなったの誰のせいだと思ってんの?