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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第14章 僕達の勘違いな日常


雅紀side


ハロウィン当日…

店は予想を遥かに超えた繁盛っぷりで、パティスリーは勿論、併設する潤のカフェにも、派手なメイクと衣装で着飾ったコスプレ客で大賑わいになった。

気合い入れて作った、新作の南瓜をふんだんに使ったケーキも売れに売れ…

売上は普段の倍になり、ついでに俺の疲労も倍になった。

こんな日は、さっさと家に帰って、熱い風呂入って、キンと冷えたビールでも飲んで、早く休みたい。

でもなぁ…、そうも言ってられないのが、子を持つ親の辛いところ。

可愛い息子(とその仲間達)との、ハロウィンパーティが待っている。

有難いことに、松岡さんが場所を提供してくれるだけじゃなく、料理やなんかの準備も一手に引き受けると言ってくれたから助かったけど。

だってアイツらときたら、さんざん騒いだ挙句、後片付けもなしにとっとと寝ちゃうんだからさ…

嵐の過ぎ去った後に残されたこっちは、そりゃもうたまったもんじゃない。

まあでも、子供達の楽しそうな顔見れるのは嬉しいんだけどね。

…と、こうはしてられない。

色々準備もあるし、急がないと…

俺のケーキを楽しみにしてくれてる子(サトくん)もいるしね♪
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