Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第14章 僕達の勘違いな日常
智side
たまのお休み、こんな日はゆっくりまったり翔くんと、あんなことやこんなことして過ごしたいなぁ、なんて思ってたのに…
「悪い、急に仕事が入った」ってさ…
翔くんこのところずっとじゃん?
帰りも遅いしさ、週末になると「仕事だ」って言って出かけちゃうしさ…
仕方ないって分かってるけどさ、僕寂しいよ…
それに何だか僕、最近お疲れ気味だしさ…
あーあ、暇だなぁ。
お昼寝でもしちゃう?
…って、さっき起きたばっただし…
あ、そう言えば…
そろそろ冷蔵庫の中も空になるし、お買い物行きたかったんだっけ?
でも僕は車の免許持ってないし、大量に買い込んでも、一人じゃ運べないからって、翔くんがお休みの日に連れてって貰おうって思ってたんだよな…
うーん、どうしようか…?
あ、そうだ!
この間パパさんのお店行った時、和今日休みだって言ってなかったっけ?
うん、確か言ってた筈だ。
僕はスマホを手に取ると、迷うことなく和の番号をタップした。
だけど和ったら、どれだけコールしても、中々和は出てくれなくて…
もしかして居留守?
それともまだ寝てる?
でもそんなの僕には関係ない。
和が電話に出てくれるまでかけ続けちゃうんだから♪