Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第12章 僕達の休日の過ごし方
僕達の休日は、裸で始まり、裸で終わる。
お出かけする時以外は、服は勿論のこと、パンツだって穿かない。
どうせ着たって、すぐ脱いじゃう…っていうか、翔くんに脱がされちゃうんだから、だったら着たってしょうがないじゃん?
あ、でもお料理する時だけは、エプロン着けるけどね?
だってさ、油とか飛んだら熱いじゃん?
だから、お料理の時のエプロンは、僕にとってはマストアイテムなの。
それにね、それはそれで翔くんも嬉しそうだし、いっかなぁ〜、なんて♪
「なあ、昼飯なに?」
シャワーを済ませた翔くんが、腰にバスタオルだけを巻き付けた格好で冷蔵庫を開ける。
「んとね、お素麺にしようかな、って…」
「まあ、こんだけ暑いし…いいんじゃねぇか? あ、薬味はネバネバ系にしろよ? 思いっきり滋養強壮に良さそうなヤツ」
もう…、翔くんたら…。
それ以上滋養強壮付けてどうすんのよ(笑)
な〜んて、思いつつも、
「勿論だよ♪ ってか、またペットボトル直飲みしてる〜!」
僕まだ一口も飲んでないのに…
っていうか、それ僕のなんだけど…
「ん? ああ、だってめんどくせぇし…。それに智だって洗い物減った方がよくね?」
「そりゃ…そうだけど…」
翔くんてば、お坊ちゃまのくせして、案外お行儀悪いんだから…