Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第7章 僕達の甘~い夜
ポトンと滴がほっぺに落ちて、僕はビックリして目を開けた。
「あ、あ、あれ? 僕、どうしたんだっけ? それににここ…」
「おっ、やっと起きたか?」
キョロキョロ首だけを動かして見回す。
身体は翔くんにガッチリホールドされてて、動かせないから。
「僕どうしたんだっけ?」
「どうもこうも、イッたと思ったら、急にぶっ倒れちまうから、ビックリしたんだけど?」
もう…、“イッた”とか言わないでよ、恥ずかしいから…
でも僕…、そっか…、急に目の前が真っ白になったと思ったら、そのまま…
「ごめん…、驚かせちゃった?」
僕の髪を撫でる翔くんの手を取って、少し火照ったほっぺに宛てる。
「まあな? でも、意識飛ばす程“ヨカッタ”ってことだろ?」
まあ、そうなんだけどさ…
「ビックリはしたけど、ちょっと嬉しかったかな…」
「そう…なの…?」
僕は…、戦闘に負けたことへの敗北感が凄いんですけど…
「そりゃそうだろ? 俺に抱かれて、智が意識飛ばすくらい感じてくれてんだから、嬉しいに決まってんだろ?」
「だって今日の翔くん、凄かったから…」
僕壊れちゃうんじゃないか、って心配になっちゃったくらいなんだから…
それくらい、今日の翔くん激しかったんだもん。