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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第7章 僕達の甘~い夜


翔くんの手を引いて寝室に入り、ベッドの上にチョコンと座った僕を、翔くんが正面から抱き締めてくる。

嬉しいけど…
翔くんに抱っこされるのは、とっても嬉しいんだけど、ちょっとだけ苦しいよ…

「今日の智、いつも以上に甘い匂いがする」

「ふふ、そりゃそうだよ。だって僕、一日パパさんのお店にいたんだもん」

パパさんのお店には、僕の大好きなスイーツの匂いが溢れてるから。

「ケーキ作るの楽しかった?」

僕の首筋に顔を埋め、クンと鼻を鳴らす。

「うん…、とっても…」

だってずっと翔くんのこと考えてたから…

翔くんのが、お口いっぱいに僕の作ったケーキを頬張るのを想像したら、すっごく楽しかった。

「翔くんは? 翔くんは僕が作ったケーキ、嬉しかった?」

「当たり前だろ? 俺はお前がくれるもんなら、何でも嬉しいよ?」

そうだったね。
翔くんはちっちゃな頃から、僕が何かを上げると、大袈裟なくらいに喜んでくれたよね。

それはずっと変わってない。

「じゃあ、僕からのプレゼント…受け取って?」

僕は翔くんの腕からすり抜けると、ベッドヘッドに背中を凭せ掛け、両足を開いてスカートを捲った。

ううぅっ…、ちょっと恥ずかしいけど、でも翔くんが喜んでくれるなら僕…へっちゃらだもん♪
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