第4章 罪の代償
あんside
かなさんが家に来た日から5日…
あの日から私は
かなさんに約束した通り
丸山さんとの連絡を
完全に絶っていた。
それでも毎日のように
スマホに残される丸山さんからの不在着信は
私の心を締め付けて
声が聞きたい…
顔が見たい…
あの手に触れたい…
そんな思いを増幅させる………
そして何よりも……
毎日同じ時間にかかる
かなさんからの電話
繰り返される同じ言葉…
"会ってないよね?"
そのたった一言が
私の心をズタズタに切り裂いて
私はもう立っていることさえ
限界だった………