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【100プリ】Wistarian Diva

第9章 Op.9 Meeting & Boy's talk



「もう…皆さんそんなはしたない話して…国民の皆様にはみせられないですよー?」

そう言いながら談話室に入ってきたのはユーリだった。
いい香りの紅茶を運んできてくれている。

ユーリは紅茶を注ぎながらため息をついて


「…ルイ様までこんな話するなんて」 

「えっ……俺何も言ってないけど」

ルイの目が僅かに泳ぐ。


「聞いてたら同罪だよな」
カインが目を細めて言う。

「そもそもこの中で一番巨乳好きはルイじゃない?」
「レオ、何言って…」

「そーだな…コイツは泣き虫だから巨乳にあまえたいんだよなぁ?」
シドが意地悪に笑う。

「………帰る」


ルイは眉根を寄せて席を立った。

「あ!ルイ様!……あーあ、せっかくルイ様の好きな香りの紅茶にしたのに〜」
ルイの背中を見て寂しそうにユーリが言う。

「そーいうユーリは巨乳好きなのー?」
ノアは椅子の背もたれにより掛かりながら間の抜けた声で聞く。


「え?俺ですか?」


ユーリがきょとんとする。

一同の視線を浴びたユーリは
蠱惑的に笑うと


「俺は…お尻の方が好きかな」


「ユーリ、お前とは今度ゆっくり飲みに行く必要があるな」
シドがにやりと笑う。

ユーリはそれぞれに紅茶をサーブする。そしてカインにカップを出すと


「…プリンセスのお尻の形が、一番綺麗だよね」

と、ボソリとつぶやいた。



「………ユーリ、てめぇマジでシメる!!!!」

「じゃ、おやすみなさーい」


ユーリは満面の笑みを浮かべ光の速さで去っていった。










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