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【名探偵コナン】【まじっく快斗】本物の魔法使い。

第1章 はじめましての挨拶を。


おもいっきり照れて真っ赤になる顔が隠れてないよ。
これがホントのキッドくん。なんちゃって。

「ま。これからもおにーさんと遊んでよ。
いろいろ手伝ってあげるからさ。」
はあ?とか快斗くんに戻っちゃってやんの。
オレはぽいっと『それ』を投げた。
「それにパンドラは入ってなかったけどロゼを盗んだのは怪盗キッドってことになってるし、
返すあてもあったんだろ?それと交換。小箱を渡してくれない?」
「なんで勝ったのに譲らなきゃいけないんだよ、わりに合わねーだろうが。」
「オレが言ってるのは『小箱』のことだよ、青のサファイアはキミの好きにどーぞ。
そのオルゴールを返さなきゃいけない人がいるんだよ。ちゃんと予告状にも書いたんだけど、小箱をいただきにって。」
「なんだ。その解釈であってたのか、小さな探偵くんに一度送るんだろ?」
おやま。バレバレかよ。
そーですよ。青の小箱はオルゴールにサファイアをハメただけ、江戸末期なんての勘違いで本当はただのプレゼント。
そのオルゴールの曲は大好物の暗号で、解いたらすぐにわかるよ。
『毎日、アナタにあいたいです。』の返事。
「直接言うのが恥ずかしかったんだと。」
お前もそれくらい恥じらいもてば?って言い残して、快斗くんは帰ってしまった。
小箱も持っていったけどどんな顔して返すんだろうね。あ。見ものだったかも。

翌日。
高校が終わる頃の時間。
高校生の出待ちした自分って不審者だなって自覚あるよ。
でもね?
「青子ちゃん・・だよね?」
「はい?」

そいつは校門の所にいた。
服もロングコートじゃないくらいの違い。
話してる相手は・・・青子。

「あっ!快斗ー!!」
「快斗ー!じゃねーよ!!なに不審者と会話してんだよ!?」
うわー。全・力・ダ・ッ・シュ。
「青春だね。」
「うるせー。不審者。」
もうっ!って怒るのは可愛いあの子。
「この人は九龍 夢夜さん!
お父さんたちの捜査に協力してくれたことがあるんだよ!?テレビでも見たことあるじゃない!!」
はい?
「快斗くんは知らないかもだよ、青子ちゃん。デビュー作だし、ドラマとかあんまり見ないかもだし。
昔の推理ドラマの続きが決定してね。それで青子ちゃんたちに挨拶にきたんだけど・・ま。よろしくね。」

そう言って、爽やかに苺大福を山ほど渡して帰って行った。
おいおい・・・。まじかよ。
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