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【名探偵コナン】【まじっく快斗】本物の魔法使い。

第5章 懐かしの日。


十数年前、別の推理連続ドラマで紫と影という女怪盗の回がある。
その女怪盗、紫と影は世界中のありとあらゆる美しい宝石や
美少女を盗んではアジトでコレクションにする、という怪盗だった。
最後は全てを探偵に見破られ、隠しもっていた毒をあおり探偵の腕の中で
もしも、もう一度会えたならあなたを愛してみたい。
という名台詞を残して息をひきとった・・・ように
みえたのにEDテーマの流れる中、
ベッドで眠る探偵の枕元に紫と影はまさに影のようにあらわれ、
そっと探偵の唇を奪うと窓から華麗に飛び降りる。
という、人気の高い回でその時女怪盗・紫と影を演じたのは
・・・実は小さな名探偵の母親、伝説級の大女優・工藤由希子夫人。
ナイトバロニスなんだから。
世間って本当、狭いよね。

4番目の答えは校内でもちょっと話題になり、
蘭ちゃんがわざわざ『紫と影』の回をレンタルしてきた。
ナイトバロニスの出演作だから作品自体を知っていたんだろう。
可愛い〜と蘭ちゃんは画面の中の昔のオレに夢中。
そんな彼女にヤキモチをやいてるのはオレじゃなくて。
「母さんの知り合いならそう言え。・・なんでスピンオフ作品が別の作品と混ざってるんだよ。」
「監督と制作会社が一緒だから・・・かな?」

「・・母さんにメールで知らせといてやるよ。
鬼の形相で駆けつけてくるぜ。紫と影は母さんのお気に入りの役だからな。」

子供の姿で大人の嫌がらせするのヤメテ。
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