第4章 きっと欲しいのは。
「まぁ、あれですよ。
男のオレから言えるのは、できれば返事はお早めに。
に限るかな。
恋愛感情って生ものだから。ほんと。
だから、相手の声とか可愛い姿とかが見たいと思うよ?
好きだってようやく言えたら次は
『片思いとかじゃないよね、これ。』って感じの確認とかがしたいんだろうけど、
もう一回、好きだーはキツい。
オレのこと好きだよね?はさらにきっっついから。それは勘弁してあげて。マジに。
生ものに例えたけど、賞味期限がきれるとかじゃなくて
ふつーのワカメが乾燥ワカメになるというか、
採れたてのほうれん草がしおしおになるというか、
・・・水分が全部涙になるくらいのイメージ?」
だいぶオーバーぎみに・・でも真実をわかりやすく伝えたつもりなんだけどね。
「ま。一回でいいから、好きって言ってあげなよ、
何万回だって好きだって伝えたいんだから。・・ほんとはさ。」