第6章 芥川龍之介 「想いの表現方法」
『よし、服装 大丈夫だよね。』
あぁ…何でだろ…緊張する…
「扉の前に居たら邪魔だ。」
『え、あ、芥川さん!!?!』
「何故驚く。」
『い、いえ…今帰ってきたところですか?』
「それがなんだ。」
『…家に来いと云われたので、もう家に居るのかなと。』
「仕事帰りに決まっているだろう。」
『そ、そうですよね。』
あぁ…芥川さんが出迎えてくれると思ったのにな
「いつまで外にいる気だ。」
『あ、はい。』
ガチャ
「入れ。」
『お邪魔します。』
芥川さんの家は何回入っても落ち着く
「ソファに腰掛けとけ。」
『はい。』
やっぱりシンプルだな
派手な色の物とかが無いんだよね
「紅茶でいいか?」
『はい。有難うございます。』