第5章 中島 敦 「看病」
「え……」
『あ…い、今のは!』
あぁ……また変な事を云って閉まった
「有難う。」
チュッ
『唯さん……』
「何……?」
『ふ、不意打ちとか狡いです!』
「敦くんのその顔見てたらキスしたくなった。」
『そ、そんなあ……』
「……駄目?」
『駄目……じゃないです……けど……』
「けど……?」
『き、キスは僕の方からしたいです。』
「っ……///」
『善いですよね?』
「聞かないで……」
『じゃあ、目瞑って下さい。』
「はい……」
チュッ
『僕からのキスです。』
「っ……///敦くんの莫迦。」
『莫迦かもしれないですけど、唯さんの事は大好きですよ。』
「わ、私も大好きだよ。」
駄目だ……今日は彼女と離れたくない
『……今日は泊まっててください。』
「え……?」
『唯さんの事、襲いたくなりました。』