第4章 旧双黒 「三角」
はぁ……休む間無さすぎだよ
『ケーキ……食べたいなぁ。』
「ケーキ?」
『え?あ、中也……』
「なんだよ其の面。」
『別に。あれ、中也って今日休みじゃないっけ。』
「嗚呼、太宰のヤツに呼ばれたんだよ。」
『へ〜中也が真面目に太宰の命令に従うとはねぇ。』
「太宰が幹部命令だって云いやがるから来たんだよ。」
『はぁ。そうなんだ。』
「……で、手前は何してんだ?」
『仕事です!』
「ケーキ食べたいとか云いながらか?」
『仕事終わったら食べたいなって思ってたの。』
「なら、終わったら一緒に行くか?」
『中也一緒に行ってくれるの!?』
「手前がどうしても……」
ギュッ
『中也有難う!』
「莫迦!手前離れろ!」
『じゃ、終わったら電話するから後でね!』
「……マイペースかよ。」
中也って一寸したとこが優しいんだよなぁ