第11章 6日目の色欲
彼女の本心に触れられた嬉しさで最奥をさらに抉る。
「あっあぁ!!す、すきぃぃ!!」
「ルルさん…」
「んんっ…ふぁっ……!」
私たちはお互い気を失うまで、繋がっていた。
陛下が朝一番から部屋を訪問してきた。
「あれ?ルルはまだ寝てんのか?」
「結構強かったですからねぇ。」
「さすが、隠れ名物。」
「なかなか楽しめましたが、もう年ですからきついものもありますね。」
陛下は大笑いしながら私の背中をまたバシバシと叩く。
ルルさんが起きてきたのは昼近くだった。
ごめんなさい、と謝っていた。
いつもより色気のある表情にまた押し倒したくなった。
「昨夜のこと覚えてますか?」
「……途中まで……。
私、変なこと言ってませんでした…?
何か、困らせませんでしたか…?」
「もっとついてくだ…」
「やだぁぁぁ!!!なかったことにしてください!!!」
泣きそうな顔でその場に崩れる。
「あの、ジェイドさん…。
私は何が原因で、その、あんな風に…?」
「もう私の顔を見るだけで、そうなってしまうのではないのですか?」
彼女は耳まで赤くして、首を振り否定していた。
あまりにも愛しくて思わず抱き寄せると、小さな温もりもそっと寄ってきた。
私達のすれ違いは、まだ続くばかりだ。