第55章 【番外編】変態の彼女
「ジェイド…さん……わたし、……ひっく……」
泣かせてしまって、どうしようもない気持ちになる。
それでもヒクヒクと震える中に抑えることの出来ない衝動が溢れる。
「ルルさん、貴女は善意で陛下を助けていましたが、私に対してはどんな形でもそれは罪ですよね?」
「ジェイド、あれは、俺が無理矢理…」
「それでも断れなかったのはルルさんですから。
陛下は口を出さないで下さい。」
にっこりと笑ってはいるが、完全に怒っている。
普段怒らないだけあって、その怒りの向かい方がイカれている……。
「それに陛下だって、イイ思いしていらっしゃいますでしょう?
ルルさんの中、とても気持ち良いですよね?」
「…はぁ…。」
ため息を吐く。
このなんとも言えない背徳感からは、逃れられない。
「さあ、ルルさんのイき顔、たっぷり楽しみたいのでどうぞイカせてあげてください?」
ねっとりとした口調で言われる。
「…わかった…。
ルル、ちょっとだから、耐えられるか?」
真っ赤な涙目でコクコクと小さく頷いた。
なんだか、変なモン飲んだせいでとんでもないことに巻き込んでしまった。
せめて、忘れるくらいにぶっ飛んで欲しい。
そう思いながら腰を打ち付ける。
「ふぁっ、はっ!ああっ…!ああん…っ!!!
だ、だめ、だめなのぉっ!!!」
「ここか?」
「いやぁっ!そ、そこ、だ、だめぇえええ…っ!!」
ごりごりと壁を抉ると、呆気なく四肢が痙攣して果てる。
まだイったばかりの中を再び付くと、敏感になっているのか、あっという間にまた上り詰める。
「いきゃぁぁぁっ!!やら、もう、いきたくないいっ!」
きゅっと絞り上げられ、俺も中で果てる。
「ぁああ!!しゅ、しゅごい、はぁっ…!!」
「…くっ、狭すぎ……っ!」
銀の糸が一筋唇から流れる。
ヒクヒクと身体が震え、中が痙攣する。
「ルルさん、最高に可愛らしいですよ…。」
アイツはそんなことを言いながら近付いて、自分のモノをくわえさせて口の中に白濁とした欲望を打ち込んだ。
「んんっ!!んっ!」
「……絞めるなって…。」
「ああ、お口で受けるだけで感じてしまうんですねぇ。
なんて淫らでお可愛らしい……。」
「…ん、はぁ……」