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互換性パラノイア【TOA】【裏】

第1章 1日目


気づいたときには、住み慣れた町も、お気に入りのお店も、作りかけだったスープも、何もかもが無くなっていた。
その前の記憶はあまりないけれど、家族も恐らくいなかったし、私はこのままこの町で死んでいくだけだと思ってたから別に気にしてはいなかった。
ただ一つ心残りだったことがあったのだけれど、それすら思い出せない。
でももういいの。
この町で死ねるなら……。
そう思っていたのに、甘いテノールに意識を戻された。
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