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とある本丸のとある恋物語【刀剣乱舞】
第10章 過去と未来【大和守安定】
「やす…さだ…」
「主!?」
目を開けたら心配そうに私を見つめる顔。
「安定!」
「ただいま…遅くなってごめん」
傷ついた手で私の頬を撫でる。
「主、僕の事…分かる?」
「うん…」
こんな大切な温もりを忘れる訳ない。
「長谷部が主が…僕を覚えていないって」
「ちゃんと分かるよ…」
目を閉じて温もりを感じる。
「おかえり」
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