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俺は・僕は妹に恋をした×セーチクダイ・スロラーニュ

第2章 願い事


悪魔から聞いた話によると、クエルチアファミリーのアジトは元は教会で、当時悪魔はとあるシスターにとり憑いていた。

その後、自分の力を誰かに悪用されるのを防ぐ為に、
当時シスターが愛用していた本に自らを封印した。

この本は、見た目は気味悪いオーラ全開の本だけど、一応物語らしい。

タイトルは…

『セーチ…ダ…ラーニュ』

掠れてて読めない。古物だから、仕方ないけど。

まぁそんな事はどうでもよくて、その本をクエルチアファミリーが見つけたのだが、かつての神父が遺した日記には、悪魔の事が事細かにびっしりと書かれていたそう。

クエルチアファミリーは、封印された本より先に日記を見つけていたから、その本を気味悪がって地下の金庫にしまった。

『大事なものと交換に、願いを叶えてくれる悪魔だ。いつかにこの本を見つけた者に忠告だ。

悪魔が封印された本は絶対に開けるな!契約を交わした人が言うのだから間違いない。もう、私のような後悔はして欲しくないのだ。』

日記な割には力強い字で忠告文が書かれていたけど、願いを叶えると言うのだからいざとなった時の為にしまって置こうと考えたらしい。

それからは私達の知る通り。
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