第6章 やきもちくん【神威】
神威は、私をベッドに座らせ、神威は私のとなりに座った。
神威「ねぇ、夏希」
"どうしたの?"
と言う顔をすると、
神威「こんな独占欲丸出しで嫉妬深い俺のこと……嫌い?」
と聞いてきた。
驚いて神威の方を見ると、今にも泣きそうな目で私を見つめている。
神威「…キライ?」
答えなんてたったひとつに決まっている。
声がだせないなら、実行するしかないと思った夏希は、
神威の両頬を優しく掴んでキスをした。
神威は一瞬驚いた顔をして、
すぐ優しい笑顔に戻った。
何回も何回も「好き」を伝えたくて、
何回も何回もキスをした。
すると神威は、
私の顔を離して、
こう言った。
神威「ありがとう夏希…。」
《次の日》
夏希「おはようございます!」
阿「お、オメーさんやっと声が出るようになったのか。」
夏希「あ、ハイッ!おかげさまで…」
と少しだけ話していると、
夏希と阿伏兎の間に割り込んで、夏希をギュウウと抱き締めた神威がいた。
夏希「か…神威!」
神威「夏希は俺の」
と言ってどこかへ
連れていった。
阿「前よりひどくなってねぇか?団長」
おしまい