第6章 やきもちくん【神威】
私は夜兎第7師団の秘書みたいな奴である。
そんな私は、
団長の神威と付き合っている。
付き合う前の神威はツンツンしていたのに、
付き合いだした途端 甘え始めたのだ。
そして彼は、
独占欲が人一倍強く嫉妬心が深く、
甘えん坊の事に…。
《船内》
夏希「阿伏兎さん!そろそろ上陸して、戦闘になるかと…」
阿「はいよ。それにしても…こんなときに団長はどこいきやがったぁ~?」
夏希「ははは…。」
神威とは神出鬼没な人である。
阿「てか夏希ちゃんよぉ、上陸した途端爆撃とかは無いよなぁ、さすがに」
夏希「あ、ハイ。その可能性は相当低いと思われます。奴ら見た目通りのバカみたいですから…。」
そう説明すると、
阿伏兎さんはクッと喉を鳴らして笑った
阿「本当に分析力があるなぁ。夏希ちゃんはよぉ、」
夏希「い、いえ、恐縮です…!」
と談笑していると、 後ろからギュウッときつく抱き締められた。
夏希「あだだ…!」
阿「お、団長」
神威「お、団長じゃないデショ阿伏兎。俺の夏希取る気?」
顔は笑っているが目は笑っていなかった。
あ、ヤバい、神威は今きっと怒っている。
嫉妬心で…。