第16章 《裏》お前はなめてるな。男ってもんを…【桂小太郎】
夏希桂「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」」
私と桂さんはバッチリの相性で叫んだ。
夏希「なっ…なんでっ!だって…!銀ちゃん…!私は、桂さんがっ…!!」
銀時「わーってるよ。1日だけだよ!」
桂「オイ……。銀時…いくらお前でもそれは許さんぞ…」
と桂さんの声がいつもより相当低くなっている。
銀時「そーいうやらしい意味じゃねえって!!仕事だよ仕事!!!」
夏希「えっ…?」
桂「なんだと?」
銀時「ったく。まぁ今から説明するからよぉ…。」
どうやら銀ちゃんによると、
キャバ嬢の依頼人から彼氏の浮気調査を頼まれたのだが、
どうやら彼氏は浮気していて、
浮気相手と出るカップルコンテストに乗り込むらしいのだが 、乗り込むには彼女役が必要だったらしい。
神楽ちゃんは、
新八君と乗り込むために、
銀ちゃんは相手がいないのだ。
銀時「…てな訳で、夏希、頼む!」
桂「なぜ夏希なんだ?お妙殿がいるだろう。」
夏希「そうだよ銀ちゃん…!お妙ちゃんはどう?可愛いよ!」
銀時「お前じゃなきゃダメなんだ…。」
と見つめられる。
夏希「桂さぁん…」
と助けを求めた。
すると桂さんは、
桂「もういいもん!俺すねちゃうもん!」
と拗ねて部屋に戻った。
夏希「ひ…ひどい」
私が涙目でいると、銀ちゃんが私の手を掴んで、
銀時「頼む夏希…。俺、もう後がねぇんだ…。」
と可愛い子犬の様な目で私を見つめる。 その可愛さに負けた私は、諦めた。
夏希「1日だけだよ銀ちゃん。」
銀時「ホントか!?じゃ、行こう!」
と走り出した。