第2章 蕾
友達とミナミに買い物に制服で行ってた
バイトして貯めたお金を持って
欲しい服を買ってた
途中、川沿いのベンチに座った時
友達が、さっきの店に財布忘れた!!とか言うて
あたしは、一人でベンチで友達を待ってた
空には雨雲・・・
ヤバいな・・・
そう思ってた時、パラパラと雨が降り出した
友達の紙袋を持って雨宿りをしてた
その時、一人の男に声をかけられた
「何やってん?て、雨とか聞いてへんでな?俺も傘ないわ」
めんどくさいから無視してた
「ちょー話そうや?何か飲まん?」
『友達待ってるだけなんで』
「そんな怖い顔すんなよー」
「そや、友達も一緒でええし」
あたしの携帯が鳴り、電話に出た
友達が近くのカフェで待ってるとのこと
あたしは、無言で雨の中友達の元に走った
その後、友達と合流しカフェで休憩して帰った
数週間後―
その日は、ミナミで友達と待ち合わせしてた
あたしは、早めにミナミに行き
1人でショッピングしてたら友達からのドタキャン・・・
ため息つきながら、ちょっとブラブラして帰ろうと思って川沿いを歩いてた
その時、声をかけられた
「あ、こん前の!!」
『え?』
「雨宿りしたやん」
『あー・・・』
顔とか見てへんかったし、忘れてた
「一人?」
『いや・・・』
「飯行かん?」
あたしは、無視して歩き出した
どうせ危ない人やろうな・・・
「ほんま飯だけ行かん?場所決めてくれてええし」
仕方なく・・・
あたしもヒマやったからその人とご飯だけ行くことにした