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【ハイキュー】恋の音*

第1章 想いよ、届け(及川徹)


そんなことを考えていたら、

すぐに蝉の鳴く季節が来た。

三年は最後の運動会に向けて全力で練習中。

うちの学校はクラス対抗だから、

複数のクラスの合同体育のときなんかは

もうバチバチ火花が飛び交っている。

『お…かわ!おい、及川ってば!』

「へ…?!あぁ、岩ちゃんか」

『岩ちゃんかって何だよ

あからさまにがっかりすんなよ』

「そんなうまくいくわけないよねぇ…」

『あん?何の話だよ。それより、

今日からクラス対抗の出し物の練習だとよ』

「あー…わかったぁ…」

うちのクラスのテーマは、美女と野獣だ。

女子のダンスと男子の演舞を

組み合わせていて、

ストーリー性もしっかりしており、

かなり高得点が狙えそうだ。

もちろん、主役は満場一致で俺。

と、俗に言う女王様タイプ?の女のコ。

唯に悪口を言っていたうちの一人。

まぁ、そうなるよね。

当然のように主役以外のめぼしい役も

ほとんどそのコのグループが占めて、

唯は裏方。

絶対唯が一番かわいいし、

女優を目指してるだけあって

演技力もあるのになぁ。

でも俺がそんなことを言っても

彼女には何の得もないだろうから、

彼女と主役を務めたい、なんて気持ちには

すぐに蓋をした。


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