• テキストサイズ

ひまわりと太陽

第4章 「冬」~別れ~


やけに静かな病室に、雨の音がザーッと響く。

ひま「太陽君…?」

私が呼んでも、太陽君は目をつぶったまま。

ドクン…。
私の心臓が一回、大きく鳴る。

そして私は、太陽君に喋り続ける。


ひま「く、クリスマス一緒に、ごはん食べに行くって…言ったじゃん!正月になったら、初詣もって………っ……太陽君っ!ぅ、ふぇ、うわぁーーん!」

私はひたすら声が枯れるまで、泣き続けた。
いつまでも、いつまでも…。


病室には私の泣き声と、雨の音がずっと響いていた。

/ 72ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp