第4章 「冬」~別れ~
太陽母「太陽っ!しっかりして、太陽っ!!」
病室につくと酸素マスクをして、眠っている太陽君がいた。
太陽君のお母さんは、必死に太陽君を呼んでいる。
医者の人が言うには、とても危ない状態らしい。
ひま「…うそ…、太陽君…?」
突然の出来事に、私は驚きを隠せなかった…。
ふらふらと太陽君のもとへ行く。
ひま「太陽君…、太陽君!!お願い目を開けて…!」
私は太陽君の手を握り、そう言った。
私の頬に涙がつたう。
お願い!お願い!目を覚まして!
私は何度も口にした。
すると、握っている太陽君の手がピクリと動いた。
ひま「…!太陽君!!」