第4章 「冬」~別れ~
次の日私は、クリスマスの日どこに食べに行くか考えていた。
でも考えが浮かばず、瑠璃に聞くことにした。
ひま「ねぇねぇ、ごはん食べに行く所、どこがいいと思う!?」
瑠璃「うーん…、あんまり豪華なところは高いしね…、あっファミレスでいいんじゃない?」
ひま「ファミレスかー、うん、そうだね!そこにするー♪」
私はメモ帳に、「ファミレスでごはん」と書いた。
瑠璃「ひま、もう少しだね~!頑張れよ~?」
ひま「うー、緊張するから言わないでよ~…。」
瑠璃「そんなこと言っちゃってー、緊張して告白出来なかったら、意味ないんだからね!」
ひま「まさに、この間みたいなことになる…。」
瑠璃「えぇ!?この間って?」
瑠璃はびっくりした顔で言った。
ひま「実はこの間の日曜日、2人で散歩してる時告白しようと思ったんだけど…」
瑠璃「うんうん!!」
ひま「緊張しすぎて、全然ダメだった…。」
瑠璃「そうだったんだ~、それは残念だったね…。」
ひま「うん、だから次は絶対成功させたいな!」
私は瑠璃に、力強くそう言った。
瑠璃「ひまなら、大丈夫だよ!クリスマスの日は、私も遠くからパワーおくっとくよ!はぁぁ~~~って!笑」
瑠璃は両手を、うねうねさせながら言った。
ひま「あははは~!瑠璃のパワーがあれば絶対大丈夫だよ!私、頑張るね!」
瑠璃と話していたら、すっかり16時になっていた。
ひま「んじゃ私、太陽君のとこに行くね!」
瑠璃「あれ?今日部活は?」
ひま「今日休みなんだ!」
瑠璃「そうなんだ、気をつけてね!」
ひま「うん、ありがとう!バイバーイ!」
瑠璃「バイバーイ!」
私は瑠璃に手をふってから、教室をあとにした。